情報科学屋さんを目指す人のメモ(FC2ブログ版)

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P2P教科書の感想 このエントリーを含むはてなブックマーク

P2P教科書 (インプレス標準教科書シリーズ) 「P2P教科書(インプレスR&D)」という本を読んだので、その感想を書きたいと思います。

本の発売日・価格・もくじ

  • 発売日:2007年12月26日
  • 価格:3,990円
  • 第1章 Q&A で学ぶ P2P(ピア・ツー・ピア)の基礎知識
  • 第2章 P2P の歴史と発展 ― 合法的なビジネス活用に進展したP2P技術 ―
  • 第3章 著作権の現状とP2Pにおける著作権侵害の課題 ― 諸外国の裁判内容からWinny事件まで ―
  • 第4章 P2Pのアーキテクチャの分類とその応用例
  • 第5章 構造化オーバーレイとP2Pアーキテクチャ
  • 第6章 CDNシステムとP2Pシステムはどこが違うのか? ― Webサーバの基本動作からCDN/P2Pまで ―
  • 第7章 Winnyをベースに商用化されたコンテンツ配信システム「SkeedCast」
  • 第8章 P2Pに関するコミュニケーション・システム ― SIP/P2P SIP、IMSの仕組みからSkypeまで ―
  • 第9章 実例で学ぶP2P型マルチキャスト技術 ― オーバーレイ・マルチキャスト方式の「BBブロードキャスト」 ―
  • 第10章 モバイル(携帯電話)におけるオールIP化とP2Pへの展開 ― 次世代PHS/無線LAN/WiMAXなどもP2Pへ ―
  • 第11章 P2Pアプリケーションのインターネット・トラフィック特性への影響
  • 第12章 P2Pによる新ビジネス・モデルと商用サービス

P2P周辺の事柄を網羅した印象

一通り読んでみると、P2Pにかかわる物事をひととおり網羅しようとした本に感じられます。この点に注目すると、なんとなく教科書っぽいです。

網羅した感覚の一方で

しかし、よくよく考えてみると、P2Pのコアな仕組みがあって、そこから派生したアプリケーションがあって、さらにはビジネスがあって、という広がりを考えると、それらをなんとなく網羅すれば、派生した後のほうが数が多く、結果、応用・ビジネスよりになる気がします。つまり、網羅した感じがする一方で、内容の強弱の付け方が特に意識されていないな、と思いました。P2Pの核となる部分である、4章と5章さえ網羅的であって、何が大事なのかがあまり分かりませんでした。

読みにくい

読んでいるとすぐ分かると思うのですが、とにかく括弧が多い。そして、表記揺れがあったり、言い換えが多かったりで、なんとなく読みにくかったです。

各章ごとの感想

思うところは数え切れないくらいあったのですが、あいにく借り物の本なので、線を引いたりするわけにも行かず、せっかく借りたのに買い直してもう一度読むのも大変なので、ざーっと書きます。

第1章

とりあえず、「広義」と「狭義」の意味が少なくとも逆だと思った。それと、P2Pの世代分けについても、引っかかる点が多い。たとえば、p.12の第2世代の説明でKaZaAが出てきて、「この説明だとKaZaAは階層的だから第2世代じゃなくて第3世代じゃないの?」って思ったのだが、p.18の図では、KaZaAがちゃっかり第3世代に分類されている。それと、括弧やら電話についてやらで、本筋からそれることが多く、ストーリーがつかみにくかった。ものすごいスピードで2章へ突入しても良いと思う。

第2章

P2Pの歴史。こういうことがあったのね、と思える。著作権の視点が強い。

第3章

著作権の話。

第4章

アルゴリズム的な仕組みに関する分類。

第5章

構造化オーバレイアルゴリズムをいくつか説明。それに加え、アルゴリズム的なことを説明。ひとつひとつの項目の分量が少ないので、ざっとした説明になっている。もっと圧縮するか、もっとページ数をさくほうがよさそう。

第6章

周辺の話題に分岐しすぎていて、何を説明する章なのか忘れそうになる。

第7章以降

応用例たくさん。

まとめ

いろいろな内容に細かく分岐して分量が増えてしまった印象。それと、全体的にすっきりしない感じがする。

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