情報科学屋さんを目指す人のメモ(FC2ブログ版)

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5分で作れるTeXの「参考文献」(BibTeXを使った引用方法) このエントリーを含むはてなブックマーク

今回は、LaTeX+BibTeXを利用した「参考文献(Reference」の作り方・文献の引用方法をメモします。もちろん手作業で書き込んでも良いですが、卒論や修論を含めた論文に参考文献を書く場合、BibTeXというものを利用して形式の整った参考文献を自動的に生成するのが定番です。

目標 : BibTeXで文献を引用する

文献を引用する標準的な方法(BibTeX)を使うことが目標です。また、とにかく素早く最小限の手間で文献を引用して、「参考文献」という章を作成しようと思います。pdfができあがったらゴールです。

諸注意

  1. 詳細は省く
  2. 難しいことはしない
  3. 最低限
  4. WinShellの利用を想定(WinShellの独自機能は使いません)

WinShellを使いますが、コマンドを使うのがめんどくさいだけです。ファイルの中身はWinShellとは無関係です。それと、bibファイル自体の書き方はWindows・Linux・MacなどのOSの違いに依存しないので、TeXShopなどを利用する人にも参考になると思いますたぶん

注意の通り、引用を使って満足したい人向けです。もしくは、原稿締め切り直前の人とか。では、以下手順です段階を細かく分けていますが、一つ一つは1分かからないかと

1.bib情報を入手する

文献・論文名 bib」でGoogle検索。もしくは、CiteSeerX等で論文を探し、bib情報をコピーします。bib情報とは、

@ARTICLE{Knuth84literateprogramming,
    author = {Donald E. Knuth},
    title = {Literate programming},
    journal = {The Computer Journal},
    year = {1984},
    volume = {27},
    pages = {97--111}
}

こんな感じでの文字列データです。論文のPDFがダウンロードできるようなページを「bib」というキーワードでページ内検索すれば、結構ありますもちろん無いこともあります

とりあえず、上記のようなbib情報を見つけたらコピーしてください。

2.bibファイルを作成する

手順1でコピーした内容を、メモ帳にペーストして、.texファイルと同じフォルダにref.bibというファイル名で保存してください。

3.論文の参照名をメモる

bib情報の最初の「」の直後の文字列ここでは「Knuth84literateprogramming」は、後ほど利用する論文の参照名なので、メモしておきましょう。

4.TeXファイル編集(1/3) - \bibliographystyle追加

.texファイルの先頭あたりの\documentclass[]{}の次の行に、

\bibliographystyle{jplain}
を追加。

5.TeXファイル編集(2/3) - \cite追加

.texファイル中の、参考文献を示す番号を挿入したい位置に、

\cite{(メモしておいた参照名)}

を挿入してください。たとえば今回の場合は、

Liberate Programming\cite{Knuth84literateprogramming}によると、…

の、ように挿入します。すると、最終的に処理される結果は

Liberate Programming[1]によると、…

のようになります。

6.TeXファイル編集(3/3) - \bibliography追加

参考文献」という章を挿入したい位置普通は文章の最後、\end{document}の直前に、

\bibliography{(.bibファイル名)}

を挿入してください。たとえば今回の場合は、

…ということが分かった。おわり。 %本文の最後
\bibliography{ref.bib}
\end{document}

のようになります。

7.platexコマンドで.texファイルを処理

WinShellの「LaTeX(F5)」実行。.auxファイル(相互参照用ファイル)を作成。

8.jbibtexコマンドで.auxファイルを処理

WinShellの「BibTeX(F6)」実行。.bblファイルを作成。

9.platexコマンドでbblファイルを読み込む

WinShellの「LaTeX(F5)」実行。BibTeXが作成したbblファイルを取り込みます。これにより、.auxファイルが更新されますが、まだ.dviファイルには反映されないので、手順10が必要です。

10.platexコマンドをもう一度実行する

WinShellの「LaTeX(F5)」実行。.dviファイル完成。

11.PDF化する

WinShellの「PDF(F10)」実行。.pdfファイル完成。

12.完了

以上で全手順が完了しました。

手順まとめ

手順を圧縮してまとめるとこんな感じ

  1. bib情報をネットからゲット
  2. .bibファイル作成
  3. .texファイルに「\bibliographystyle」「\cite」「\bibliography」追加
  4. WinShellにて「pLaTeX(F5)→pBibTeX(F6)→pLaTeX(F5)x2→PDF(F10)」

こんだけ。簡単です。

遭遇した問題

よくある(?)エラーについて。つまり、FAQみたいなもの。

  • pBibTeX実行時に、「I couldn't open file name `xxx.aux'」と表示される。
    →jbibtexを実行する前に、一度platexを実行して、.auxファイルを作成する。
  • \cite{}を書いたところの参照番号がはてなマーク([?])になってしまう
    →.bblファイルを作成後、platexを1回しか実行してないとこうなる。もう1回platexを実行する。

参考文献

LaTeX2ε美文書作成入門

参考サイト

BibTeX 活用術

おわりに

BibTeXの使い方を特集してみました。使ってみると、簡単です。一番のポイントは、bibファイルの内容はネットから持ってきてしまえということでしょうね。自分で作ると大変です。すでにあるものは使わせてもらいましょう。

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