情報科学屋さんを目指す人のメモ(FC2ブログ版)

何かのやり方や、問題の解決方法をどんどんメモするブログ。そんな大学院生の活動「キャッシュ」に誰かがヒットしてくれることを祈って。

ブログ内検索

スポンサーサイト このエントリーを含むはてなブックマーク

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | 編集

TeXインストーラーでダウンロード情報の取得に失敗したときは このエントリーを含むはてなブックマーク

前回の記事「簡単TeXインストール@Windows」でも紹介したように、TeXインストーラを利用していると、しばしばダウンロード情報の取得に失敗します。そこで、そのエラーの対策について説明します。

症状

ダウンロード情報の取得を開始すると、

接続時にエラー発生。

と表示されてしまいます。そうなると、もう一度設定画面から実行してみても同じエラーが表示される可能性大です。

エラーログ

このときのログは、kakuto3/kakuto3_log.txtに保存されています。

たとえば、私がエラーに遭遇したときは次のようになっていました。

--------2010年1月1日0時0分に起動した時のログ ---------- 
W32TeXの情報取得開始 
W32TeXの情報取得成功 
dvioutの情報取得開始 
dvioutの情報取得成功 
GhostScriptの情報取得開始 
GhostScriptの情報取得成功 
GSViewの情報取得開始 
ftp.ring.gr.jpへの接続でタイムアウト 
ftp.ring.gr.jpへの接続失敗.

つまり、この場合はGSViewの情報を取得したときにエラーが発生していることになります。つまり、疑わしきは、GSViewのダウンロード先サーバです。

ダウンロード先URLの設定を見直す

ログファイルから情報の取得に失敗しているプログラムを特定したら、ダウンロード先URLを変更してからもう一度インストールを実行してみます。

今回はGSViewが原因でしたが、そのデフォルトのインストール先URLは

ftp://ftp.ring.gr.jp/pub/tex/CTAN/support/ghostscript/ghostgum/

でした。

そこで、このURLをドロップダウンリストの中から別のものに変更します。 実は「ring」がアドレスに入るサーバすべてに失敗したことがあるので、おすすめはその「ring」の入っていない

ftp://ftp.u-aizu.ac.jp/pub/tex/CTAN/support/ghostscript/ghostgum/

です。

成功

ダウンロード先URLを変更してみると、そのうち成功すると思います。もしリストの中のURLすべてに失敗するようなことがあれば、時間を空けて再チャレンジすればうまくいくかもしれません。

美文書作成入門
改訂新版 コンピュータの名著・古典100冊
ソフトウェア開発の名著を読む

スポンサーサイト
TeX | コメント:0 | トラックバック:0 | 編集

簡単TeXインストール@Windows このエントリーを含むはてなブックマーク

この記事の最新の内容はこちらです→「もう難しいなんて言わせない!たった20分でできる簡単TeXインストールWindows編(2010年4月版)

TeXのインストールって大変

TeX(LaTeX)のインストールは、そもそも「TeX」というソフト一つをインストールすればよいという訳でもないので大変です。TeXを始めようという人は、もうこの時点でやる気を失う可能性大です。

TeXインストーラを使えば超簡単

そこで、おすすめしたいのがTeXインストーラです。これを使えば、大幅にTeXのインストールが簡単になります。とにかくTeXを簡単に素早く手軽にインストールしたい人は、是非試してみてください。

今回のエントリは

今回のエントリは、実際にTeXインストーラを利用してTeXの実行環境を構築するために、行う手順を詳細に説明します。イメージとしては、表示されるダイアログの英語を読みたくない人や、OK押せばいいか、どこにチェックを入れればいいか確かめるのがめんどくさいという人向けです。見出しとアンダーライン部分さえ読めばインストールできるのではないかという使用になっております

また、ほんの一部ですが、何度かTeXインストーラを利用しているうちに、発生した問題についても解説しています。

TeXインストーラでのTeXインストール手順

TeXインストーラダウンロード

では、早速TeXインストーラ自体をあべのり様のページからダウンロードします。

TeXインストーラ3 0.76

をクリックすると、

kakuto3_0_76.zip

がダウンロードできます。

プラグインダウンロード

同じページで

TeXインストーラ3用plugin集

をクリックし

kakuto3_plugins.zip

をダウンロードします。

解凍

kakuto3_0_76.zipkakuto3_plugins.zipの2つを解凍します。解凍すると、以下のようになります。

  • kakuto3_0_76.zip
    • kakuto3
      • kakuto3.exe
      • kakuto3.txt
      • license.txt
      • msvcrt-ruby18.dll
      • lib/ruby/...
      • plugin
  • kakuto3_plugins.zip
    • kakuto3
      • plugin.txt
      • plugin_ispell.dll
      • WinShell.rb
      • Xypic.rb

プラグインファイルをコピー

kakuto3_plugins.zipの中身のファイル3つを、pluginフォルダに入れる。その結果、次のようになる。

  • kakuto3_0_76.zip
    • kakuto3
      • kakuto3.exe
      • kakuto3.txt
      • license.txt
      • msvcrt-ruby18.dll
      • lib/ruby/...
      • plugin
        • plugin_ispell.dll
        • WinShell.rb
        • Xypic.rb

インストーラ起動

kakuto3.exeをダブルクリックして実行

インストール対象一覧→「次へ」

起動直後、インストール対象一覧が表示されます。ちゃんとプラグインファイルをコピーしておけば次のように表示されます。

  • 角藤さんによるW32TeX
  • dviout for Windows
  • GhostScript
  • GSView
  • ispell
  • WinShell
  • Xy-pic

「次へ」をクリック。

W32TeXのインストール設定→設定はそのままで「次へ」

W32TeXのインストール設定は、初期設定が次のようになっています。

  • ファイルの保存場所:C:\tex\download\
  • インストール先:C:\tex\
  • URL:http://w32tex.org/current/
  • 「ダウンロードをキャッシュから読み込まないようにする」にチェック

設定はそのままで「次へ」をクリック。

dviout, GhostScript, GSviewのインストール設定→設定はそのままで「次へ」

初期設定はこちら

  • dviout URL : ftp://akagi.ms.u-tokyo.ac.jp/pub/TeX/dviout/current/
  • GhostScript URL : http://w32tex.org/gs/
  • GSview URL : ftp://ftp.ring.gr.jp/pub/tex/CTAN/support/ghostscript/ghostgum/

設定はそのままで「次へ」をクリック。

その他ソフトウェアのインストール設定画面→「次へ」をクリック

ちなみに、ここにWinShellとXypicが無いのは仕様です。気にしなくてOK。

さらにちなみに、ispellをダブルクリックすると、デフォルトのダウンロード先がチェックできます。

  • ispellのダウンロード先 : http://w32tex.org/w32/

ダウンロード情報の取得開始

ここでダウンロード先が確認され、ダウンロードするファイルのリストを取得します。しかし、とても失敗しやすいです。エラーでは、

接続時にエラー発生

と表示されてしまいます。ここで失敗した場合の詳細は、手順の後の「ダウンロード情報の取得に失敗したときは」に記しておきました。ここでは、エラーが発生しなかったものとして続けます。

インストールファイルの選択→そのまま「次へ」

ダウンロードするバージョンなどを変更できますが、デフォルトで最新版が選択されるので、変更せずに「次へ」をクリックします。

その他のソフトウェア→すべてONのまま「次へ」

その他のソフトウェアとして

が表示されます。すべてのチェックをONにして「次へ」をクリック。

ダウンロード開始→待つ

ダウンロードが始まります。完了を待ちます。ダウンロードが完了すると、インストールが開始されます。

GPL Ghostscript Setup(1/3)→「Install」

はじめに、Ghostscriptのインストールが行われます。設定画面で

  • Install to directory : C:\gs
  • Add shortcuts to : Ghostscript
  • Use Windows TrueType fonts for Chinese, Japanese and Korean : チェック

と表示されるので、そのまま「Install」をクリックします。

GPL Ghostscript Setup(2/3)→「Setup」をクリック

WinZip Self-Extractor - gsv49w32.exe
This installs GSview 4.9 for Win32.
GSview uses Ghostscript to display, print and convert Postscript and PDF files.

と表示されたら、「Setup」をクリック。

GPL Ghostscript Setup(3/3)→「English」をクリック

言語選択画面が表示されます。日本語は無いので、「English」をクリック。

GSview Install(1/3)→「Next>」「Next>」

GSview Installが始まったら、「Next>」「Next>」とクリックします。

GSview Install(2/3)→「Associate PDF [.pdf] files with GSview」のチェックを外し「Next>」

ファイルの関連づけの設定をします。

  • Associate PostScript [.ps and .eps] files with GSview.
  • Associate PDF [.pdf] files with GSview.

PDFをわざわざGSviewで見る必要もないので、下のチェックボックスは外しておきます。設定が終わったら「Next>」

GSview Install(3/3)→設定はそのままで「Next>」「Next>」「Finish>」「Exit」

インストール先の設定が、次のような初期設定で表示されます。そのままでいいので、「Next>」「Next>」「Finish>」「Exit」の順にクリックします。

GSviewのインストール先 : C:\Program Files\Ghostgum

dvioutインストール→設定はそのままで「OK」

インストール先設定はデフォルト(C:\tex\dviout\)のまま、「OK」をクリックするだけでdvioutのインストールは完了です。

ispellインストール(1/3)→設定はそのままで「OK」「OK」

システム辞書のインストール先を聞かれるので、デフォルト(C:\tex\ispell\dic)のまま「OK」をクリック。続いて、個人辞書のインストール場所も聞かれるので、デフォルト(C:\Users\(ユーザ名)\)のまま「OK」をクリック。

Winshellインストール→設定はそのまま、ライセンスはちゃんと読んで「Next>」「I accept the agreement」「Next>」

「Next>」「I accept the agreement」「Next>」の順にクリックします。途中、ライセンスが表示されますが、ちゃんと読みましょう

Winshellインストール(2/3)→設定はそのまま「Next>」

いくつかの設定項目が表示されますが、そのままで構いません。そのまま「Next>」をクリックして、インストールを開始します。

Winshellインストール(3/3)→「Finish」

インストールが完了すると、

Completing the WinShell Setup Wizard

と表示されるので、「Finish」をクリックして全インストール行程終了です

再起動

最後に、環境変数の変更(PATHの追加など)を有効にするため、求められなくても再起動を行ってください。ちなみに、加えられた環境変数は次の通りです。

  • ISPELL_DICTDIR : C:\tex\ispell\dic\
  • PATH : C:\tex\bin
  • PATH : C:\gs\gs8.70\bin
  • PATH : C:\gs\gs8.70\lib

インストール完了

めでたしめでたし。これで、WinShellを利用したTeX(LaTeX)ファイルの作成が行えるようになります。

おすすめ参考図書

定番中の定番なのですが、挙げないわけにはいかない定番図書を紹介しておきます。その名は「美文書作成入門」です。とりあえず、この本さえあればTeX文章の書き方がとてもよく分かります。また、記号や数式などの書き方も網羅的に記述されており、リファレンスとして重宝します。ネット上ではそこまで詳しく書かれているページが見当たらないので、購入しておいて損はないと思います。

ダウンロード情報の取得に失敗したときは

さすがにエントリが長すぎるので、次の記事に書きます。というか、こんな内容のエントリに時間かけ過ぎた。。。

まとめ

TeXインストーラを利用すれば、本当に驚くほど簡単にTeXをインストールできるので、これからTeXデビューする方は是非お試しあれ。

美文書作成入門
改訂新版 コンピュータの名著・古典100冊
ソフトウェア開発の名著を読む

TeX | コメント:2 | トラックバック:0 | 編集
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。