情報科学屋さんを目指す人のメモ(FC2ブログ版)

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OSの基本を俯瞰できる良書「オペレーティングシステムの仕組み」 このエントリーを含むはてなブックマーク

数日前に、「オペレーティングシステムの仕組み 」(朝倉書店)を購入しました。そして、3日くらいで読み、これは良書だと思いました。

オペレーティングシステムの仕組み (情報科学こんせぷつ)
オペレーティングシステムの仕組み (情報科学こんせぷつ)河野 健二

朝倉書店 2007-10
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おすすめ平均 star
starかゆいところに手が届いている(と思います)
starOSの入門教科書

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OS(オペレーティングシステム)の本ですが、これを知ることで、普段のOSの挙動が想像しやすくなるだけでなく、マルチスレッドプログラミングや、メモリ管理プログラムなどへの基本的な理解が深まります。

この本の重要なところは、本自体が分厚くないこと。だいたい、厚みにして1cmくらいです。

これがどうよいかというと、それぞれのトピックに深入りしすぎず、OSの基本的な内容を素早く知ることができるからです。

この本の内容は、OSの基本的な内容を網羅しており、以下のようなキーワードについて記述されています。(注意:目次ではありません)

  • 割り込み
  • ポーリング
  • メモリマップドI/O
  • システムコール
  • 特権モード
  • ユーザモード
  • プロセス
  • ヒープ領域・スタック領域
  • スレッド
  • コンテキストスイッチ
  • スケジューリング
  • CPU-bound・I/O-bound
  • FCFS
  • ラウンドロビンスケジューリング
  • 相互排除(mutex)・同期
  • マルチスレッドプログラミング
  • 競合状態(race condition)
  • 飢餓状態(starvation)
  • デッドロック(deadlock)
  • ライブロック(livelock)
  • ロック・セマフォ
  • メモリ管理
  • 仮想アドレス・物理アドレス
  • ページテーブル
  • TLB
  • 仮想記憶
  • デマンドページング
  • LRU
  • ファイルシステム
  • ネットワーク
  • セキュリティ

上記において太字になっている部分は、特に詳細に分かりやすく解説されています。

いずれの項目も、OSを理解し、プログラミングする上で非常に重要な内容なので、これだけ薄い本によくまとまっていると思います。

この本を読む前提として必要だと思ったことは、コンピュータアーキテクチャの基本的な仕組みです。プログラムが命令の列であるアセンブラとして実行されること、レジスタというものが何であるか、コンピュータにはメモリ(メインメモリ)とハードディスクに代表される二次記憶があることなどが前提知識となっています。詳しく知っている必要はないと思いますが、概要を知っていた方が読みやすいと思います。

特に、一度はOSについて勉強したことがある。講義を受けたことがあるという人にとっては、それらを確認し、内容を深めるのに非常に役に立つと思います。集中すれば十分1日で読めるので、明後日テストだという人のテスト対策にもなると思います。

この本がどれだけ有名なのかは知りませんが、情報科学に携わる、コンピュータ系の仕事・趣味をするのなら、読んでおきたい本だと思います。

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